風の元素
- 夏野陽向
- 2018年2月14日
- 読了時間: 4分
タロットカードにおける風の元素に関する話です。
ウェイトスミスタロットでは、風の元素を一番に象徴するカードとして、ソードのエースがあります。

ソードは風の元素を象徴しています。(空気と言われることもあります)
連想
風の元素と関連するものとしては、思考、信念、論理的、叡智、意識的精神活動、それと同じように対立、悲しみ、感情の乱れ、怒りなどです。後半の部分は特にソードと関連付けやすいと思います。
論理的というのが風の元素に対応する理由は、自己と客観を切り離す、という点から得ることができます。
考えることは区別することだという考え方もあります。
どういうことかというと、人は考えるとき言葉を使って考えます。言葉はあらゆるものを区別しています。例えば犬という言葉を使われたとき、人は犬以外のものと犬を区別しています。犬という言葉を見て、猫を真っ先に思い浮かべることはしません。もちろんこの区別という考え方もソードの切り分けることに関係しています。
信念については武士道を考えてみると連想しやすいです。日本の古来の武士は人を切る理由というものを考えてきました。
自分の目的のために人を傷つけなければならないという状況下にいると、人はその中で自分はなんで人を傷つけなければならないか、ということについてよく考えます。
考えて考えて考え抜いて、ようやく一つの信念にたどりつきます。たとえ相手を傷つけてでも得たいもの、それが信念です。
叡智については人は考えるとき今までの経験をもって考えます。経験とは本の知識であることもあるでしょうし、身を持って経験したことでもあるでしょう。その経験が積み重なることで叡智となります。
意識的精神活動は風とほかのスートの関連性をよく示しています。火の元素で直観を得て水の元素で感情となり風の元素で思考し、土の元素で物質世界になんらかのモノが現れ感じることができる。
それが四元素です。
直観や感情の中では精神活動であり意識的に動かすことは難しいです。
火の元素、水の元素は無意識的精神活動です。
たいして風の元素は意識的精神活動であり、最後の土の元素に至るための仲介役になります。土の元素では思考が形となります。例えばあなたが会社でよい業績を得るために試行錯誤した結果が、良い業績となって現れる、というようなことも風の元素から土の元素への変化です。
風の元素のこの立ち位置は物質世界と精神世界の仲介役ということになります。
対応する関係
星座
・双子座
・牡羊座
・水瓶座
コートカード
・ナイト
相転移
・気体
方角
・東
天使
・ラファエル
精霊
・シルフ
他の元素との関連
風の元素でよく言われることの一つに水と火の元素を合わせると風の元素になる、ということがあります。
相転移の関係性から考えてみると簡単でしょう。
水の鍋に火を炊くと水蒸気が発生します。その水蒸気が気体、つまりは風の元素です。
風の元素は三番目の元素です。これはテトラグラマトンに対応しています。
יהוה
古代へブル語で神の名前を象徴する聖なる4文字です。ヘブル語なので右から読むことに注意してください。 風の元素は左から二つ目、右から三つ目の縦の棒(ヴァウと言います)に対応しています。
このテトラグラマトンは人間の活動にも対応させることができます。
最初の点(ヨッドといいます)は火の元素で人間に与えられるインスピレーションを象徴しています。アイデアといってもいいかもしれません。
二つ目のカップのような形状(ヘーと言います)のは水の元素に対応しています。そのアイデアを受容することに対応しています。
三つめは風の元素を象徴します。水の元素で受容したアイデアを知識や思考をもって形作ります。
四つ目の土の元素を象徴するヘーは二つ目と同じように受容します。しかし受容する対象が違います。四つ目の元素が受容するのは風の元素です。風の元素を受容することで、物質的に何かを生み出すということです。
例えばあなたがある相手を好きになったとします。まず好きだという火の元素の直観があり、それを受容することにより好きだという感情が生まれます。
そしてあなたは知識をもとに風の元素で思考します。思考することであなたは何らかの選択肢を選び取り、行動を起こし土の元素であなたの行動にたいする結果が現れます。
例えば行動が告白する、といったものならあなたはフラれる、OKされるといったことが物質界で顕現します。
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